“市がなかった”自分たちの町にできた、自分たちの商品を売る場所

『道の駅たがみ』の馬場大輔駅長(44)が紹介してくれたのは梅干し。ちゃんと“田上の梅干し”と名前が付けられています。

どんな特徴があるのかと聞いてみると、馬場さんは「『実が小さくて種が小さいから、これおにぎりにぴったりの梅干しなんです』っていうことを、かわいくデザインして…」と話します。

新潟県田上町には梅林が広がり、春には『うめまつり』が開かれます。“越の梅”というブランド梅もあるほど有名なのです。

このほかにも店に並べる野菜は朝採りにこだわるなど、農家と一緒に、おいしい田上ブランドをつくっています。

出店者
「お客さんが多いので張り合いがあります」

道の駅たがみ 馬場大輔駅長
「田上町っていうのは、歴史的に“市”がないまちなんです。“市が立たなかったまち”、という言い方がいい。そういう意味でいうと、初めて自分たちのまちにできた自分たちのものを売る場として、みなさんに活用いただいていると僕は感じています」

買い物客 ―何を買われたんですか?「ナスとキュウリと枝豆と…」
馬場大輔駅長「たくさんありがとうございます」