【記者リポート】「私の横にあるこちらの川、高さおよそ2メールほどに見えますが、水害直後取材に来たときには土砂が溜まっていて、私が今いる同じ高さで、この上を歩くことができました」

被災直後は、川が機能せず道路を水が流れていました。

一方で2か月たってもなお、変わらない部分もあります。

割れたガラスに、崩れた屋根。被災当時から手をあまり付けられていない住宅も残されています。そして集落の山側にある砂防ダムには今も大量の土砂や流木が残っています。

【小岩内集落に住む高野善一さん】「砂防ダムの上の流木さえ撤去すれば、ある程度の(集落に戻る)見通しができると思っているんですけどね」

こちらは8月5日に撮影された砂防ダムの写真。多くの流木が飛び出しています。

そしてこちらが先月29日に撮影した砂防ダム。ほとんど変化はなくダムの中には大量の土砂と流木が溜まったままです。

ダムを管理する県は集落の復旧作業が最優先としていて、砂防ダムに溜まった土砂や流木の撤去は今月11日からになるということです。

【松本安一郎さん】「砂防ダムも完全にしてもらわないとちょっとね。これで2回目だからね昭和42年の水害と今と。やっぱり心配ですよね完全でないとね」

県北を襲った豪雨で甚大な被害を受けた小岩内集落。被災した住民たちの奮闘は今も続いています。