トライアスロン・水泳愛好家のチームが新潟県の粟島と村上市の間、22.5kmを渡る遠泳に挑戦しました。
今回の主人公は満腹中枢などに異常が出る難病「プラダー・ウィリ症候群」と闘う本間日開(ひらく)さん(21)。そして、挑戦を企画した「ろんちゃん」ことリーダーの阿部諭(47)さんはモーグル選手だった18歳の時に脳腫瘍を患い、脳の一部を切除した経験があります。
なぜ彼らは厳しい波に挑んだのか…そこには「伝えたい思い」がありました。
台風の影響が懸念された9月10日午前5時。それでも、スタート前の日本海に浮かぶ粟島には朝日が射しました。

―体調は大丈夫?
本間日開さん(21)「元気ある。大丈夫」
―緊張していない?
本間日開さん(21)「緊張する。ちょっとだけ。頑張りましょう、一緒に」

9月10日午前6時、チームの8人全員でスタート。
最初は全員で泳ぎ、その後は1人数分間ずつ何度も繰り返し泳ぐ「バトンタッチ方式」で、粟島から対岸の新潟県村上市の海岸までの日本海22.5キロを10時間かけて進みます。