あす2日から3日にかけての新潟県内は日本海を進む低気圧や寒気を伴う気圧の谷の影響を受ける見込みです。雨が強まる所もありそうで、新潟地方気象台は、上越・中越・下越では3日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼び掛けています。

気象台によりますと、前線を伴った低気圧が2日夜にかけてカムチャツカ半島付近へ進むとしていて、2日は、別の低気圧が日本海を東北東に進む見込みだということです。

さらに3日は、寒気を伴った気圧の谷の影響を受ける見込みです。この時期としては強い寒気が流れ込むため、天気が急変するなど大気の不安定な状態が続く恐れがあるとしています。

このため、新潟県では大気の非常に不安定な状態が続き、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みで、雨雲が停滞した場合や予想より発達した場合は、警報級の大雨となる恐れがあるということです。

雨の予想

▼1日に予想される1時間降水量(多い所)
 上越・中越・下越 30ミリ
 佐渡 15ミリ

▼2日に予想される1時間降水量(多い所)
 上越・中越・下越 20ミリ
 佐渡 15ミリ

▼2日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
 上越・中越・下越 60ミリ
 佐渡 40ミリ

▼その後、3日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
 上越 120ミリ
 中越・下越 80ミリ
 佐渡 50ミリ

気象台は上越・中越・下越では3日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、2日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼び掛けています。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるほか、ひょうが降る恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

今後の雨と風のシミュレーションを見ると、あす2日は広い範囲で雨となるほか、沿岸部を中心に風が強まる見込みです。3日にかけて雨や風が強まりそうで、3連休はあいにくの天気が続きそうです。