冬場の屋外で起こるというイメージのある『低体温症』。
寒い環境に長時間さらされて体の内部まで冷えてしまって体の機能が正常に維持できなくなり、重度になると亡くなることもあるという恐ろしい病気です。
熱中症と同じように、年間1000人が亡くなっているそうです。

『低体温症』については、実は自宅などの「屋内でもリスクがある」として、新潟市急患診療センターの山添優センター長は警鐘を鳴らします。
「冬の雪山とか、屋外で起きるイメージが強いと思うんですよ。でも実際は、家の中・屋内で起きるのが7割で、一番多い」

福島県の郡山地方広域消防組合の統計によりますと、低体温症で救急搬送された人のうち、77.8%が屋内での発症が推測される状況でした。
また86.3%が65歳以上の高齢者で、1人暮らしの80代の男性宅を訪問介護の職員が訪れた際に居間で意識レベルが低下していたところを発見されたケースなどがあったそうです。














