15日、東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原子力発電所を外部の有識者が視察し「6号機は再稼働の準備ができている」と評価しました。
柏崎刈羽原発を訪れたデール・クライン氏は、東電が国内外の有識者を招いて設置している『原子力改革監視委員会』の委員長です。

クライン委員長は15日に、地震で“外部電源を失った”状態を想定した訓練を視察しました。

【原子力改革監視委員会 デール・クライン委員長】
「最も大切なのは“人”。教育訓練がどう行われているか、自らが考えて行動できるか。そういった観点から見ても、6号機は運転再開する準備ができていると思った」

クライン委員長は「再稼働直後は、マイナーな不具合が観察されやすい」として、「想定外の事態にどう対応するか、見ていかなければならない」と述べました。

東京電力の柏崎刈羽原発については、新潟県の花角英世知事が11月に再稼働の“容認”を表明し、現在は新潟県議会で議論が行われていますが、早ければ2026年1月にも再稼働できる状態となる見通しです。










