新潟県村上市の山北地域で、早春の時期にしか出会えない“山の恵み”をつかった特産品をつくろうと奮闘している人たちがいます。

山北地域の大毎(おおごと)集落に、関東から自然愛好家たちが集まりました。
地元の人の案内で向かった先は、地域に自生する落葉樹「イタヤカエデ」の木。

その木に穴をあけてみると…
「涙のごとく流れ出るもの」が有りました。

春を迎えるこの季節にしか出会えない”天然の甘味料”。
ほんのり甘~い、樹液です。

「なんともいえない。命をちょっと木から分けていただいた感じ」
「ビックリでした。ほんとに自然の、ほのかな甘み。しつこくない、サラっとした、スーッと体に入っていくような…」

芽吹く準備が始まる時期に樹液が動き出すそうで、採れはじめは、甘さが増すとのこと。

【案内人の河面専一さん】
「…糖度1.8%くらい。思ったより今日は勢いがいい」