村上市大毎集落“樹液採取ツアー”の案内人は河面専一(こうもせんいち)さん。
長年消防士として働いていましたが、15年ほど前にイタヤカエデの樹液のおいしさに出会い、工房を立ち上げ、その加工品を製造・販売しています。

【てまひま工房 山専 河面専一さん】
「さまざまな工業製品や人工的に作った食品があるわけだけど、自然のこういったところから食品になるものが採れるのがおもしろいと思ってやっています」

実はイタヤカエデは日本全国に自生していて、大毎集落ではこうして人が入っていけるくらい近い山に自生しています。
今では河面さんの仕事に興味を持った仲間も増え、同じように樹液の採取に取り組んでいます。

【大毎集落区長 佐藤栄作さん】
「木の1本1本、正確に言うと味が違うと思う。この木の樹液、あの木の樹液とするほうが、たぶん付加価値があると思う」

「サップ」は、控え目の甘さと木の香りが特徴で、焼酎やウイスキーを“割る”などのさまざまな楽しみ方があるそうです。