みなさんは、いざというときペットの命を守るための備えはできているでしょうか? 今回は「ペット防災」についてお伝えします。

「大原則は同行避難、できるだけ一緒にペットと避難するのが原則です」
こう話すのは、新潟県防災士会でペット防災部長を務める永松動物病院の院長・永松航太 獣医師です。

『同行避難』とは災害時にペットを連れて逃げることですが、簡単なことではありません。永松さんによりますと、2004年の中越地震ではペットが家に取り残され、その後、行方不明になるケースが多くあったそうです。

ペットを飼っている人のうち、一緒に避難した人の割合は、中越地震の際は67%でした。しかし、2023年の能登地震の際には95%の人が一緒に避難していて、ペットを連れて逃げるという意識は徐々に高まっているそうです。

災害時の混乱の中で、ペットと一緒にスムーズに避難するためには事前の備えが必要です。