「まずですね、財政に対する基本的な考え方についてでありますけれども、今やっぱり経営という目線感が地方財政にとっては必要なんだと思います。そうしたことは、これまで従来の県政でも取り組んできたところだと思いますので引き継いでいきたいと。引き継ぐというか踏襲していきたいというふうには考えます。ただ一方で、県民経済に県の財政がどう貢献するかということも同時に考えていかなければいけません。ある場面で週予算の時点での収支均衡にこだわるのか、あるいは決算の時点での収支均衡にこだわっていくのか、そのあたりはですね、これからよく判断を押していくことかなというふうに私自身は受け止めています。
それから予算の組み替えは当然ありうると思いますが、さすがにですね。さすがに今の議会でやる時間的余裕はありませんので、その次の議会以降で考えることだというふうに思っております。ただ、やはり政策を立案するのにもやっぱり時間がかかるわけですね。どうやったって自分の思い込みだけでですね物事進みませんので、よく県民の皆様、県内の事業者、関係団体の皆さんのご意見、そして県庁職員ともよく協議をしながら進めていきますので、最大限のスピード感を持ってやりたいとは思いますが少なくとも次の議会で予算が大幅に組み替えられるということは、なかなか難しい。現実には難しいことだというふうに理解してください。」
Q.改めてですが知事になっての所感と、県民の方に向けて抱負をよろしくお願いします。
「本当にそうですね。何となく今は気負いも緊張感もなく、平常心でこの場の会見も臨ませていただいております。ただ本当に情熱だけは、すごくありまして、いよいよ県政大改革だなというような意気込みを持ってですね、あらゆる分野、もう一度真っ白なキャンパスに絵を描くようにですね1から0から考えて、新しい県政進めていきたいなというふうに思っております。」
Q.かねてから県庁大改革を訴えていらっしゃったかと思うんですが具体的にどういうふうに改革をしていくのか。今頭の中にあるイメージを教えていただけますか?
「県民目線で仕事ができる。そして県庁の中で働いていて、県民の皆様の暮らしが良くなったっていう手に取るような実感が職員が持てる風通しの良い、そういう県庁を目指していきたいというふうに思います。時代の流れは大きく変わり続けていますが、組織そのものが変化がなかった時期がずっと続いていますので、この際新しい知事になりましたので、そういったところから見直していきたいという趣旨で、県庁大改革というふうに申し上げております。」
Q.県庁大改革をどう進めるかというのは、例えば会議体を作ったりして議論していくものなんでしょうか?
「行政改革会議というものがございますので、行政改革会議の中で議論を進めていきたいというふうに思ってますし、年内はその行政改革会議の中でしっかりと議論を進めていきたいと、そう考えています。」
Q.宮下県政で教育行政をどのように進めていくのかそのかじ取りの方針と、就任前の取材で教育長の人事についてもご意向をおっしゃっていたかと思います。
その人事を引かれる理由と狙いについて教えていただけますか?