京都府警の元警察官の男らが詐欺の疑いで逮捕された事件で、警察は12月4日にも、だまし取ったカードで現金計180万円を引き出した窃盗の疑いで男らを再逮捕する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかりました。

 京都府警の元警察官で、高齢者の生活を支援する一般社団法人「つなぎ」の理事の竹内雅人容疑者(62)は、今年3月、保険外交員の石地裕己容疑者(55)と共謀して、利用者の97歳の女性から通帳やキャッシュカードなどをだまし取ったとして、詐欺の疑いで、先月逮捕されました。

 捜査関係者によりますと、竹内容疑者らは、今年3月10日から28日までの間、6回にわたって京都市左京区などにある金融機関5か所に設置されたATMなどで女性のキャッシュカードなどを使って、女性の口座から現金あわせて180万円を引き出したということで、警察は4日にも、窃盗の疑いで再逮捕する方針を固めたということです。

 竹内容疑者は京都府警に勤務していた際、窃盗事件の捜査を担当していた時期もあったということです。