青森県の宮下宗一郎知事が就任後、初めて編成した補正予算案が議論されるのが20日開会した9月定例県議会です。26日からは一般質問が始まり、活発な議論が期待されます。


20日開会した定例県議会では宮下知事が議案15件のほか専決処分した「教育改革有識者会議」や「子ども未来県民会議」の事業費を説明しました。総額205億8200万円の補正予算案には、物価高騰対策の1つとして青森県内の18歳までの全ての子どもに1人あたり3万円を給付するための経費50億6900万円が計上されています。


青森県・宮下宗一郎知事
「少子化対策は本県の最重要課題であり、今後の子育て費用の段階的な無償化も見据えながら、この応援金を通じて、物価高騰下においても全てのステージで安心して子育てができる環境づくりにつなげていきたい」


また、物価高騰対策では市町村への交付金に30億円、事業者の支援に約38億2000万円が計上されています。今回の定例会では宮下知事が初めて編成した補正予算案が審議され、一般質問は9月26日に始まり、16人の議員が質問に立ちます。会期は10月6日までの17日間です。