サッカー部は毎週日曜日に店を貸し切り、多いときは280人が食事をしたと言います。しかし、この2年のコロナ禍で、そのにぎわいはなくなりました…。

※朝子さん「寂しいの一言だよね。(子ども達から)ここがあるだけで自分たちは頑張れていたのにって言葉があって」


かつてのような大人数でのにぎわいはなくなったものの、その穴を埋めるかのように今は卒業したOBたちが足しげく通います。

※ОB(現ラインメール青森FC)廣末陸さん
「今は週4ぐらい。昼夜食べてます」「今日のごはんが納豆明太オムライスってなるとみんなフィーバーしてました」


※ОB中村祥旗さん
「好きなのは納豆明太オムライスです」


※OB田中凌汰さん
「来た時には先輩が、いつものように「納豆明太で」って頼んで食べているのを見てたので最初からあまり違和感なくおいしいって感じ」


彼らの「帰る場所」。ここでは大好きな味を楽しみながら、思い出話に花を咲かせることができます。


もともとは裏メニューだった明太納豆オムライスをメニューに加えた理由は?

※キッチンハウスニキニキ 吉明さん
「卒業生や子供達が店に来て頼むのが大体、納豆明太オムライスの裏メニューなので、そういう生徒たちのために」

※キッチンハウスニキニキ 朝子さん
「卒業した子たちがお店にきて、やっと“ニキニキ”に帰って来たとかいう言葉を聞くとうれしい。岳も、また来るよって言って帰っていくから、ここでいつでも待っていたい」


部員たちのために出していた裏メニューがきっかけとなったオムライス。厳しい練習と青春を支えたその味は、今も彼らの原動力となっています。そしてそこには、彼らの帰りを待つ夫妻の笑顔もトッピングされています。