青森県青森市の西部地区で3日前からクマの目撃が相次いでいます。油川の住宅街でも確認され、近隣の小学校では保護者が送り迎えできない児童はリモート授業で対応するなど対応を強化しています。

こちらは、青森市油川にある商業施設の防犯カメラです。画面左上を1頭のクマが走り去る様子が捉えられていました。撮影されたのは5日午前6時半前です。
5日は、この施設の近くにある西田沢(にしたざわ)の住宅でも敷地内にいるクマが目撃されています。
※クマが目撃された住宅に住む大澤友義さん
「びっくり、びっくり、わたし8時に出てあの雪囲いを造ったのさ。その時もうすでにここをクマは通っていて、近くまで来ているというか、本当に怖い感じするな。」
青森市の西部地区では4日からクマの目撃が相次いでいます。4日は夜遅くに新城川周辺で1件、5日は油川の中心街を含めて5件、6日と7日は1件ずつです。

※報告 島元萌々子記者
「青森市西田沢です。きょう午前10時ごろ、このあたりでクマが目撃されました」
7日は体長1mほどのクマが青森市西田沢にある「西田沢ドッグラン」で目撃されました。
相次ぐクマの目撃を受け、住民も警戒を強めています。国道280号沿いの商店では自動ドアを手動に切り替えたり、クマへの注意を呼びかける張り紙を貼ったりして対策を講じています。
※報告 島元萌々子記者
「下校時間を迎え、油川小学校には児童を迎えに来た車が入っていきます。」
油川小学校では5日から保護者に児童の送り迎えを要請しています。送迎が難しい場合、4年生以上は登校せずにリモート授業で、3年生以下は自宅学習とする対応をとっています。
県内ではクマの出没状況が過去最多を更新するなか、青森市でもこれまではなかった住宅街での目撃が相次ぎ関係機関は罠の設置やパトロールを強化し対策を急いでいます。












