2024年6月、青森県立中央病院に入院していた患者が死亡した医療事故をめぐり、「検査結果の見落とし」が要因となった可能性があるとして、県は遺族に800万円の損害賠償を支払う方針であることが分かりました。
県病院局によりますと、2016年1月に県立中央病院に肺炎で入院した患者は、頻繁に頭痛があり、水頭症と診断されました。
患者は、2024年2月に再び肺炎で入院したさいには、脳の病気であるキアリ奇形や脊髄空洞症など複数の疾病があり、その後、亡くなりました。
病院側は、2016年の診断でキアリ奇形と脊髄空洞症を見落としていなければ、患者が生存していた可能性が相当程度あったと認め、県は遺族に損害賠償として800万円を支払う方針です。
県は、関連する議案を明日20日に開会する定例県議会へ提出する予定です。












