青森県内の優れた物や取り組みに迫る「キラリ逸品」。今回は、地元高校生に愛される青森市の洋食店の「オムライス」です。世界で活躍するサッカー選手の原動力ともなったその味は、裏メニューから発展しました。
たっぷりの納豆と明太子ソースにマヨネーズがのったオムライス。この味が多くの人を支えてきました。青森山田高校サッカー部出身で、現在スペインで活躍するプロサッカー選手 柴崎岳さんもその一人です。

青森市青葉の洋食店「キッチンハウスニキニキ」店主の仁木吉明さんは、県内の洋食レストランでの修行を経て、約20年前、奥さんの朝子さんと店を出しました。開店当初から9種類のオムライスを看板メニューとしてきましたが、10月新たに加わったのが「納豆明太子オムライス」です。



※新名真愛アナウンサー
「納豆のネバネバ感とフワフワのオムライスがすごくよく合います。明太子ソースがピリッとオムライスにいいアクセントを加えてくれています」
この独特なトッピング、実は、青森山田高校サッカー部の生徒たちに出していた「裏メニュー」がきっかけです。
※キッチンハウスニキニキ 店主 仁木吉明さん
「納豆オムライスと明太子オムライスっていうのは最初からやっていたんだけど、学生達から両方食べたいから納豆と明太子合わせてちょうだいって。それが定番になっちゃった」

仁木さんの店は青森山田高校の近くに立地し、多くの生徒が訪れます。中でも常連はサッカー部です。店内には写真やユニフォーム、そしてサインが数多く飾られています。その中には、プロサッカー選手、柴崎岳さんの写真も。


※仁木夫妻「岳はよく来てました。毎年1回は来てます。サインとかも考えてた時もありましたよここで」「カウンターで一生懸命書いて」「段ボールに」「本当に飾り気のない子なんですよね」
