サッカーが大好きだったが…中2の夏に異変

 大志くんは小学2年生の時にサッカーを始めました。どんどんのめりこんでいき、将来はサッカーに関係する仕事をするのが夢でした。しかし、中学2年生の夏、目が見えにくくなっていることに気が付きます。診断された病名はレーベル遺伝性視神経症、通称「レーベル病」でした。
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 文字や絵を描くときにはギリギリまで顔を近づけます。

 (沖平大志くん)「文字を読むとか、細かいことがやりにくい」
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 (井上眼科病院 若倉雅登名誉院長)「たいていの方が0.1以下になりますし、そのうちの半数以上は0.01とかすごく悪くなるわけですね。右目と左目、どっちも真ん中が真っ黒であると。真っ黒であるということはここに感度がないんです。見えないんですね」

 発症するのは10代から30代の男性に多く、急速に視力が低下します。根本的な治療方法は確立されておらず、難病に指定されています。