■MLB ドジャース 6ー9 フィリーズ(日本時間17日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(31)が本拠地でのフィリーズ戦に“1番・投手兼DH”の二刀流で出場。2点を追う8回の第4打席に、3試合ぶりの50号ソロを放ち、MLB史上6人目となる2年連続50本塁打の快挙を達成した。さらに初回に三振を奪いシーズン50奪三振に到達した大谷は、MLB初となる50本塁打&50奪三振の「50-50」を成し遂げた。

本塁打リーグトップ(53本)のK.シュワーバー(32、フィリーズ)の目の前で豪快弾を放ち、逆転本塁打王へ“3本差”に迫った。

前日16日、目の前でシュワーバーに53号を放たれ、フィリーズに地区優勝まで決められた大谷。この日は今季13度目の“二刀流”で登板、1回、そのシュワーバーとの直接対決はカウント2-2から見逃し三振を奪い、今季50奪三振に到達した。

快投を続けた大谷は5回ノーヒット、5Kで降板し、今季54奪三振に到達。だが救援陣が直後の6回に6失点と“崩壊”し、大谷の2勝目は消滅。だが8回の第4打席は、D.ロバートソンを相手に甘く入ってきた2球目のカットボールを逃さずに強振すると、鬱憤をはらすかのように、打球は軽々とライトスタンドへ。本人も“確信”の131mの特大弾となり、史上6人目となる2年連続50本塁打の大台をマーク。本拠地はメモリアルアーチに大歓声に包まれた。

大谷は151試合目で50号に到達。チームの優勝争いが激しくなる中、単独トップ再浮上を目指し、残り11試合で3年連続のリーグ本塁打王を狙う。

【MLB2年連続50号】
ベーブ・ルース(ヤンキース)1920~21年、27~28年
ケン・グリフィー・ジュニア(マリナーズ)97~98年
マーク・マグワイア(アスレチックス・カージナルス)96~99年
サミー・ソーサ(カブス)98~2001年
アレックス・ロドリゲス(レンジャース)01~02年
大谷翔平(ドジャース)24~25年