(二世信者 Aさん)
「このような形でついたてを立ててお話をさせていただきますことをお許しください。私自身一般の会社員として生活している人間であり、また子供の母親でもある関係上、身元がばれてしまいますと、いわれなき誹謗中傷を受けてしまう可能性も考えられますので、今回はこのような形でお話をさせていただきたいと思います。ご了承ください。私は先ほど二世というご紹介をしていただきましたが、母親がまず統一教会にいわゆる導かれるという言い方をするのですが、導かれて、母親が統一教会に通うようになってからですね、全てが、家のこと全てが統一教会の教えに変わってまいりました。そして私達三姉妹であったんですけれども、私達子供にも教会の教えを強要するようになっていきました。特に私は夫婦関係の良くなかった父と母の家庭環境で育ちましたので、いつも父に泣かされている母を、娘として同じ女性として、とてもかわいそうだなと思って育ちました。そんな母が導かれた、いわゆる統一教会の教えを、受け入れることが親孝行になると勘違いをしてしまいました。そして母の言われる通り、統一教会の名前は伏せられていましたけれど、ビデオセンターというところに通って、そこから洗脳が始まっていきました。そして私は21歳のとき、95年です。36万組の合同結婚式を受けることになりました。そのとき、教会から言われたことは、どんな国の人であっても断ってはいけない。そして、どんなに学歴がなくても断ってはいけない。何か経済的に難しい事情がある相手だとしても、断ってはいけません。全てを神に預けて断っては決していけませんということを誓わされました。私がその当時は文鮮明のマッチングで36万組の合同結婚式を受けることになったのですが、相手は韓国人でした。私よりも2歳年下です。その当時私は21歳でしたので、相手は19歳でした。その人は、家もなく、職もなく、親もない。そして学歴は中学中退という人でした。住むところがなかったので、教会に転がり込んできた男性でした。そのような男性が私のいわゆる主体者、永遠の伴侶としてマッチングされたわけです。そのとき私はその人を断れなかったのは、祝福を受ける前に、神に誓わされたからです。学歴がなかろうが、どんな状況の人であろうが、断ってはいけないと言われていたからです。そして3年後家もない職もない彼は日本に渡ってきて、私と一緒に生活をするようになりました。で、その彼は、気に入らないことがあると私のことを殴る人でした。私はそのことがとてもつらくて、教会のアベル、いわゆる教会長であるとか、上の者に相談をしました。すると、それは彼にサタンがとりついているからだと言われました。あなたの信仰が足りないからだとも言われました。水行だとか条件を立てることでサタンが退くと言われているので、条件を立てなさいというように言われ、彼が悪いとは一言も言われることはありませんでした。そして1年後、その当時の統一教会は避妊をしてはいけないと言われていたので、自然と子供ができました。しかし彼の暴力は収まることはなく、子供ができたとしても、経済的な部分や、身体的暴力、言葉による暴力が、日々続いていきました。子供が生まれたことによって、統一教会では、離婚してはいけないと言われていましたけれど、この暴力がいつか娘に向かうのではないか。という恐れを抱くようになりました。私はこのことを、母に相談をしたのですが母は、絶対に離婚しては駄目だと言いました。それは祝福家庭、いわゆる合同結婚式を受けた家庭が壊れることは、サタンが一番喜ぶことだからだと言ったんですね。私は、正直、彼と離婚がしたかったのですが、母からも教会からも止められていたので、離婚することができずにいました。ただ、彼が私と結婚した本当の理由を知って、私は彼との離婚を決意しました。それは、彼が、日本での永住権欲しさに統一教会を利用したということでした。私はそんな彼と結婚生活を送ることが耐えられない耐えられなくなり、離婚を申し出ました。やはり教会からも母親からも反対されましたが、最終的には母親の前で暴力を振るう彼を、母が目の当たりにして、やっとイエスと言ってくれたという状況でした。彼とは離婚はできたんですが、母はとても悲しみました。なぜかというと、統一教会では夫婦でなければ天国に行けないと言われていたからなんですね。私がこの祝福結婚を壊してしまったことによって、娘は天国に行けないんだと、とてもとても悲しんでいました。またそんな母を見るために、私もとても罪悪感が生まれましたし、私は天国に行けないんだなという思いを抱くようになりました。そんなときに、韓国の人から、再祝福を受けないかと言われました。統一教会では、この結婚が壊れたときに被害者と加害者に別れることになることがあります。私はこの結婚が壊れてしまったのは、いわゆる夫からのDV暴力によって壊れてしまった家庭であるので、私は被害者として認定されて再祝福が認められるということでした。そして私は韓国の教会に繋がっていくことになりました。その韓国の教会から再祝福いわゆる再婚を申請したときに日本ではですね、140万円の献金を要求されていたんです。でも韓国側の教会長は何と言ったかというと、140万ウォンですと言いました。140万ウォンというのは、日本円で約14万円です。韓国人が合同結婚式を受けるには14万円でいいんです。でも日本人が祝福を受けるときは140万円という大金を払わなければいけないのです。これがいわゆる教祖が言う韓国のうら若き乙女を従軍慰安婦として蹂躙した過去が日本人にはあるから韓国の乞食と結婚させられても、感謝しなければならないという根本的なそういう教え、反日的な教えがあるからなんですね。だから日本人はそう大金を払わされて当たり前。大金を払わされて、感謝しろという言い方をよくしていました。そして私は再祝福を受けることになるんですが、私には娘がいます。その娘を連れて再祝福を受けたんですが、その相手も韓国人でした。その当時は教祖が、マッチングしたのではなくて教会長がマッチングするようなことに変わっていたんですけど、その相手も学歴、職業、年齢全て嘘をついて、申請をしてきた人でした。で、その人によって私は日本の信販カードっていうんですか、カードを全部使われてしまい、結局夫によって、自己破産をさせられるということになってしまいました。10年間韓国で暮らしてきたんですが、教祖の死を境に私の中で洗脳が解けて、2013年に、日本に子供を連れて入ってきた、そういう状況です。今この事件に対して私の思う事を述べさせていただきます。まず、誤解のないように聞いていただきたいのですが、犯人のしたことに関しては、何一つ擁護することもないですし、正しいと思ってもいませんが、ただ、人生を統一教会によって破綻させられた身としては、理解できてしまうという苦しい心情があります。やったことに関しては、私は反対をして、反対というか間違っていると思いますが、それだけ統一教会は人生を破壊します。統一教会に関わってきた人たち、また二世と呼ばれる人たちがどんなに苦しい思いでいるかということも私はよく理解できます。そこの思いがですね、正しい方向に報道されて、今まで放置されてきたこの問題が少しでも解決に向かう方向に進んでいってくれればいいなというふうに思っています」
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