(渡辺博弁護士)
「今日はどうもありがとうございます。東京の被害弁連の事務局長しています弁護士の渡辺博です。2点だけ付け加えさせていただきます。今のビデオはですね、実は現役の信者の方が、あまりにもひどいということで、盗み取りをして、私のとこに持ってきてくれたものです。これ全国で同じように今でもやられてると。現在でも同じような形で、全ての財産は神様、今で言えば韓鶴子様のもので全て捧げなさいというのが残念ながら統一教会の教えですから、その結果が家庭崩壊になってしまうということです。ちょっと一つだけ持ってきたんですが、これは単なる本なんですが、これを統一教会はいくらで信者に買わせるかといったら3000万円です。こんな普通の本が3000万円です。常識外れです。かつ信者1人1冊というんじゃなくて、信者1人に4冊も5冊も売りつける場合があります。5冊と言ったら1億5000万円です。こんな非常識なことがずっと統一教会で行われているということを、あの指摘しておきたいと思います。中身開ければビニールで包装カバーがあるだけのもので、後で見てください。聖書じゃなくて、あの文鮮明の御言葉を印刷した本です。なんで3000万円になるかというと、文鮮明さんの署名があるからというふうな、理由が付け加えられています。もう一点、私の方で付け加えさせていただきたいのは今、山口広弁護士から2009年、新世事件、新世という会社が印鑑売りつけたということで、東京の統一教会信者2名が懲役刑、11月10日東京地裁でなりました。その後ですね、統一教会の責任者が、自分たちの機関紙の中でなんと言ったかというと『そういう違法な行為を今後行わないようにする』ということを言ったのではないんです。私達の反省として挙げたのは、『政治家との繋がりが弱かったから、政治家との絆がですね、弱かったから警察の摘発を受けた。今後は、政治家と一生懸命繋がっていかなきゃいけない』いうのが彼らの反省でした。私どもがずっと先ほど説明しているように、国会議員の方々に、統一教会の応援するのをやめてくださいよと呼び掛けている理由もそこにあります。やっぱり統一教会の被害者にとっては、政治家との繋がりがあるから、警察がきちんとした捜査をしてくれないというような思いがずっとあると思います。私どもにもあります。ぜひその点を、国会議員の先生方は、今回の事件を気にしていても、あの考えていただきたい。私のつけ加えたい2点は以上です」