安倍元総理銃撃事件の裁判が事件から3年を経て始まった。その前日、韓国では尹前大統領の妻などに不正な贈与をしたなどの疑いで起訴された旧統一教会トップ・韓鶴子被告の裁判が本格化した。
その旧統一教会について日本では解散命令を巡る高裁審理が今年度中にも判断される見通しだ。3つの裁判…。その根底にある“政治と教団”、その実態とは。
「統一教会の本質は宗教を基盤とした事業体」

安倍元総理銃撃事件の裁判、焦点のひとつは被告の旧統一教会(以下教団)への恨みが安倍元総理に向けられた関連性だ。一方、韓鶴子被告の裁判も教団の活動の是非ではなく政界への関与だ。日本韓国双方とも政治と教団の関係が注目されている。
韓国当局は疑惑への調査に当たって教団の家宅捜査に踏み切った。その時の韓鶴子総裁の肉声を番組は入手した。

韓鶴子総裁
「ホーリーマザーハン真の母をあまりに軽んじた天を冒涜した特別検察は直ちに謝罪しなければならない」

















