2人の医師 鑑定の判断も分かれている

青葉被告の妄想をめぐっては、2人の医師が法廷に立った。

起訴前に鑑定した医師は「動機の形成には影響したが、犯行自体には影響しなかった」と指摘した。

一方、起訴後に鑑定した医師は「重度の妄想性障害から被告は犯行を決意するに至った」と述べ、見解が大きく分かれていた。

そして裁判では、社員の遺族や、生き残った社員らが意見陳述で、切実な思いを自ら訴えてきた。

▽兼尾結実さんの母親「被告人には一番重い死刑を望みます。娘に『あなたの命は犯人の命より軽んじられることはなかったよ』と報告したいのです」

▽京都アニメーションの男性社員「青葉真司!聞いているのか!色々な人たちの力によって、あなたはまだ生きている!生きたくても生きられなかった人もいるのに、あなたはまだ生きているんだよ!その意味を、よく考えてください!」