平成以降最悪となる36人の犠牲者を出した、京都アニメーション放火殺人事件。143日間の長期に及ぶ裁判に、あす判決が言い渡される。あの日から4年以上経過した2023年9月から京都地裁で始まった公判。
12月7日は22回目、結審の日を迎えていた。
(検察官)「殺人、殺人未遂事件として日本の刑事裁判史上、突出して多い被害者数と言えます。まさに地獄さながらの状況にさらされた恐怖や絶望感は筆舌に尽くしがたく、亡くなった無念さは察するに余りあります。」
検察側は、「被告の筋違いの恨みによる類例なき凄惨な大量放火殺人事件」と指摘した。「妄想の影響は限定的で極刑を回避すべき事情はない」として死刑を求刑した。