弁護側「事件を起こしたのは『ナンバーツー』と京アニへの反撃」
京都アニメーションの第一スタジオを放火し、社員36人を殺害、32人を負傷させた罪に問われた青葉真司被告(45)。最大の争点は『刑事責任能力』。裁判で青葉被告は、事件の動機やいきさつをこう述べてきた。
(青葉真司被告)「京アニに小説を落とされたり、パクられたりされて根に持っていた。闇の人物『ナンバーツー』に、応募した小説を落選させられた」
青葉被告は、闇の人物『ナンバーツー』とは、「ハリウッドや官僚などに人脈があるフィクサー」だと主張。弁護側も「事件を起こしたのは『ナンバーツー』と京アニへの反撃だった」とした。そして犯行当時は「心神喪失」、善悪を判断し、行動を制御する能力が失われた状態だったとして、無罪を求めていた。