結果的に間に合わなかった海域の活断層評価
西村卓也教授:「それは、地震本部は『まず陸域の主要活断層の評価を行ない、海域の活断層の評価はあと回しになっていた』からです。能登半島の活断層は、海岸線よりも海側にあるため、評価されていなかったことになります。」
西村教授によりますと、「日本海側にある海域の活断層は、3つに分けて西から順に評価する予定」で、最も西にある九州・山陰沖の評価が2022年3月はじめに公表され、現在は近畿・北陸沖の評価を行っている最中だったということです。結果的に、海域活断層を対象とした地震評価委の長期評価は、去年の地震発生に間に合いませんでした。
――能登地震のように、長期評価されていない活断層が、突然動いて揺れることはあるのでしょうか。