家庭に水を送る水道管も対策

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 さらに、神戸市では各家庭に水を届ける水道管も耐震構造となっているといいます。

 (神戸市水道局・浄水統括事務所 橋上重弘所長)「阪神・淡路大震災前によく使われていたのが排水管のT型で、ゴムの摩擦で管が抜けるのを防いでいました。ところが地震の揺れが激しいと簡単に抜けてしまっていた。それが震災の後、水道管を取り替えるときにはこちらのタイプ、ロックリングというのがありまして、このでっぱりで抜けないような、揺れが激しくなっても止まるものになりました」

 神戸市では他にも、断水時に職員が立ち会っていなくても自治会の責任者が鍵を開けて給水できる施設などを市内に40か所設置するなど、対策を進めています。