「とにかく救助を」“孤立状態”続く

午前11時ごろ、最大震度6強の揺れに見舞われた珠洲市にある中学校の校庭にヘリが降り立ちました。降りてきたのは輪島市の避難所から救出された人たちです。

こちらの家族は、帰省していた際に被災しました。
周辺の国道が土砂崩れで通れず、道の駅で約90人が車中泊を続けていたといいます。

救出された人
「毛布もほしかったが、それよりも先にとにかく救助してあげてほしい。孤立している人たちは」

能登町の孤立した地域では、東京消防庁のレスキュー隊が住民3人を救出しました。

救助活動は徐々に進んでいるものの、輪島市で14地区、能登町で5地区、珠洲市で3地区、穴水町で1地区と、複数の集落で未だに孤立状態が続いています。

津波の被害が甚大だった珠洲市・宝立町では、救助犬を連れた隊員が倒壊した住宅に生き埋めになった人がいないか声をかけながら捜索しました。

能登半島地震での石川県内の死者は1月5日時点で94人、安否不明者は222人となっています。