■岸田総理「卑劣な蛮行、許すことできない」 実の弟・岸防衛大臣は・・・
総理大臣経験者が銃撃されるという衝撃的な事件。
安倍元総理が遊説先で銃撃されたことを受けて、岸田総理は街頭演説の日程をとりやめ、急遽、東京に戻りました。総理官邸で会見にのぞみ、強い言葉で非難しました。
岸田文雄総理
「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行であり、決して許すことはできないと思っています。政府としては、今後あらゆる事態を想定し、対応できる万全の対応をしていきたいと思っております」
安倍元総理の地元、山口県下関市では・・・
市民
「大変なことになりましたよね。どうしてこんなことになったのか疑問」
記者
「地元の人達にとって安倍元総理はどんな存在ですか?」
市民
「世界的というか、私はすごく大好きだったので、身近にいたからこそ、みんなすごくショックを受けるのかなと」
事務所では、銃撃の報道のあと関係者が慌ただしく出入りしていました。
安倍晋三後援会 伊藤昭男会長
「(安倍元総理が)日曜日に帰ってきますので、そのときの話をちょっとして、私も本人に会うようになっていましたから、楽しみにしていたんですけど。もうこういう状況ですから、本人が一番悔しいでしょうけど」
安倍元総理の実の弟である岸信夫防衛大臣は・・・
岸信夫防衛大臣
「今回の安倍元総理に対する銃撃はまさに民主主義に対する冒とくであります。特に参議院選挙のさなかに、このような暴力によって言論の弾圧が行われるようなことはあってはならない。断固、非難をしたいと思います」
山上容疑者が元自衛官ということについては・・・
岸防衛大臣
「そのような報道があることは承知をしております。その件については警察の捜査に協力しているので、これ以上のコメントは差し控えたいと思います。いずれにいたしましても、犯人のバックグラウンドがどうあっても、これは許されることではありません」
安倍昭恵夫人は午後5時前、病院に到着し、裏口から入ったといいます。
祈りは届かず、死亡したことを受け、岸田総理は午後7時前、再び会見を行いました。
岸田総理
「どうか一命を取り留めていただきたいと祈っておりましたが、祈りもむなしく、こうした訃報に接することになってしまったこと、誠に残念であり、言葉もありません。心よりご冥福をお祈りしたいと思います」