安倍元総理の国葬について、高市大臣が「反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった」と発言したとされる問題。10月7日、高市大臣は「大陸という言葉を私は使わない」と発言を否定しました。2日にツイッターで投稿した三重県議会の自民党会派所属議員は、6日に投稿内容を撤回しています。

■高市大臣「発言は無かった」 一方県議は詳細説明せず


小林貴虎 三重県議のツイッター
「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ている」
「高市早苗先生が、政府の調査結果としてお伝えいただいた内容です」

三重県議が投稿したツイートについて7日、高市経済安保担当大臣は…


高市経済安保担当大臣
「私がそういう発言をしたかどうかということについて、その県議会議員の方がですね、撤回をされたと承知しております。あの…以上です」

この問題は安倍元総理の国葬をめぐり、三重県議会で自民党会派所属の小林貴虎議員が10月2日に自身のツイッターに投稿したことがきっかけです。


5日の三重県議会では・・・

県議
「しっかり説明をしていただきたいと思います」

小林貴虎県議
「もう必要ないと思っています、以上です」


別の県議
「委員長の資質に関わる問題です」

小林県議
「不規則発言ですね。退席を願います」

6日になって小林県議は会見を行い、投稿内容を撤回しましたが…

小林県議
「申し訳ございません。深く反省をしておりますが、具体的な講演の内容に関しては差し控えたいと思います」


とっていたメモに誤りがあったと説明しましたが、何がどう間違っていたのか。詳細は話しませんでした。

ツイートの根拠とされた高市大臣は…

ーー発言がなかったのなら事実無根で大臣の名誉にも関わるので、公の場で否定したほうが良いと思うがなぜされないのか?

高市経済安保担当大臣
「自分の名誉ということよりは、自民党の地方議員の方々の勉強会でございましたので、来年選挙も控えておられる中で、こちらからは一切反論等しない方がいいと判断をいたしました」

明確に否定をしない高市大臣に対し、記者が改めて問いただすと・・・

ーー発言は無かったのですか?

高市経済安保担当大臣
「発言はなかったです」


ーー8割が大陸という発言は無かったですか?

高市経済安保担当大臣
「そもそも大陸という言葉を私は使いませんし」

会見の終了間際に「発言はなかった」と否定しました。