品質の低下と収量の減少により、枝豆や葉物野菜などの価格が上昇。
家計を直撃しました。

「圧倒的に値段も高くなってるし、商品も量が入ってこないし、今までにない状態になってます(スーパーマーケット店長)」

農産物の中でも、コメへのダメージは深刻で辛い秋となりました。

「今年は高温すぎて、品質がどうもいまいち芳しくない、という情報も流れていますし…」

こちらの田んぼでは、8月中旬から農業用水が干上がってしまい、十分な水を供給できなくなりました。

黄金色の田んぼの中には、灰色になった稲が…

「水が一番必要な出穂期に水がなかったんで、このような状態に…」
「稲の中身がスカスカです」
「非常に悪いです。近年になく悪いです」

高温障害で米粒が白く濁ってしまう「白濁」が多く見られました。
例年の新潟県産コシヒカリは80%ほどが1等米ですが、今年はわずか4.9%にとどまり、収量を示す作況指数は県全体で「やや不良」となる95。
鳥取県と並び全国最低となりました。