後方のカメラの映像を見ていきます。バスが通り過ぎ、後ろから走ってきた車にぶつかりながら、最終的に止まります。

スロー再生で確認しますと、まず後方から車がやってきます。しかし、バスが前から来るので前に行けません。バックをし始めます。

なんとかギリギリかわしてバスは通り過ぎるんですけれども、ここにある黒い車に当たる。さらに後ろの車にも当たって、車の向きが変わってしまっていたという状況でした。

そして、最終的に中央分離帯の木にぶつかって、ちょっと煙を上げているような状況がうかがえたかと思います。

中根夕希 キャスター
あらためて大きな衝撃があったんだろうと思います。中央分離帯を乗り上げるときもおそらく大きな衝撃があって、ぶつかった回数もかなりあるので、その都度、中にいた園児のみなさんはたぶん衝撃を受けているし、怖い思いをしていたんだろうな感じます。

小林康秀 キャスター
最後にぶつかった車を見ていただくとわかるんですけど、車の向きが変わるぐらいです。つまり車ではこのバスは止まらないぐらいのスピードだったということが見た感じ、わかります。木があってバスは止まったんだということを考えると、このまま、さらに突き進んでいた場合、いったいどうなっていたんだろうなということは感じます。

今回、けがをされた方です。12人が搬送されて、10人がけがをしました。園児5人は全員けが。先生1人にけがはありませんでした。運転手の方ははさまれて重傷見込みです。衝突した乗用車に乗っていた方のうち4人がけが。バスの運転手以外は軽傷だったということではあるんですけど、この映像を見たら、これ以上のことが起こっていた可能性もあるんじゃないかと、ちょっと恐ろしささえも感じてしまいます。