問題の本質は “構造腐敗”
星浩さん:
いろんなところから話を聞いてみると、かなり構造的な腐敗だと捉えているんです。つまり、元々この20年ぐらい前から始まった裏金問題ですけど、額が高くなったのは第2次安倍政権以来のこの10年です。
アベノミクスの金融緩和で大企業は潤い、その大企業に多額のパーティー券を買わせて、そのパーティー券を派閥に納入させてキックバック・裏金を受けて、さらに一部は政治活動に使って派閥の人数を増やしたり維持したりという構造になっています。

どうもアベノミクスに便乗してお金を集めて私物化し、それを派閥の中で使い回していた構図が見えてくるので、その全体構造にどこまで検察の捜査が迫れるかがポイントになってくると思います。