1人で抱え込まず、ほかの病気と同じように「気軽に治療」を

名古屋市立大学病院・こころの医療センターでは、抱え込まず普通の病気として気軽に治療を受けて欲しいと話します。
(名古屋市立大学病院こころの医療センター 明智龍男センター長)
「“心の病”というと、その人の心が弱いからと思われがちな面もあるかもしれないが、例えば熱が出れば内科に行く、けがをすれば外科に行くというように、(目には)見えないが心が傷めば気軽に精神科・心療内科などに通ってほしい」
抜毛症対策で、親指に付け爪をしている蓮さんの今の望みは、ささやかなものです。
(蓮さん)
「仕事で大きな成果をとか、人生の目標があるわけじゃないんですけど。この病気になる以前の食べ物や乗り物を気にしなくていい自分に戻れたら」
外からは見えづらい病気や症状を抱えた人も生きやすい社会にするために、どうしたらいいのか…
心の病に、いつ、誰がかかってもおかしくない現代、社会全体で考える必要があります。
CBCテレビ「チャント!」2023年11月29日放送より