投資額は急増「老後が心配」 家計負担額の増額分と年収アップして欲しい額はほぼ同じ

上村キャスター:
みなさん、資産形成についてたくさん考えているみたいです。1か月の貯蓄額と投資額がどの年代でも増えていました。特に20代は最も大きい増加額でした。
▼1か月の貯蓄額
20代 +8833円
30代 +8208円
40代 +6461円
50代 +2088円
60代 +2090円
▼1か月の投資額
20代 +9836円
30代 +8784円
40代 +7416円
50代 +5130円
60代 +6117円

では、資産形成に積極的な若者たちは実際どれぐらい投資しているのでしょうか?
20代男性会社員は積み立てNISAを月2万円やっていて、「年間1~2万円くらいは増えている」と。
20代の小売り業の女性は、「周りがやっているから本格的に始めてみようと思った」と、家族と一緒に株を購入しました。
20代の学生は「老後が心配なため、お金を貯めておきたい」と、積み立てNISAを月1万円やっているということでした。

そして見ていただきたいのは、年収が増える見込みがあると答えた方が41.1%いたのですが、「年収アップが必要?」という問いに対して、必要と答えた人が73.9%。では、実際どれぐらいアップしてほしいかというと月額2万1977円、年間26万3719円です。
この数字は、まさに1か月の増えている家計負担額と、大体一緒ぐらいの金額なんです。この数字からわかるのが、皆さんは多くを望んでいるわけではなくて、やはり負担が増えた分、切実に必要な分だとわかる数字かなと思います。
スポーツ心理学者 田中ウルヴェ京さん:
実感ってことなんでしょうね。何となくこれぐらいもうちょっと欲しいっていう実感値なんでしょうね。
井上キャスター:
積み立てNISAなどのハードルが下がっているのは、とてもいいですよね。学生の頃から貯蓄して、円預金だけではなくて、分散化させていくっていうのはとてもいいなと思います。
スポーツ心理学者 田中ウルヴェ京さん:
本当に若者には情報がたくさんあるけれども、それを取り入れる能力がある人はしっかり貯めて。能力にも使う、例えば自分の知識のために投資をいくらかっていう方もいますしね。
井上キャスター:
出費を減らすだけではなくて、いろいろと分散してみてください。