高止まりしている卵の価格。少なくとも年内はこの状況が続く見通しが明らかになりました。

日本養鶏協会はきょう、卵の需給をめぐる検討会を開きました。卵を産むニワトリをめぐっては、去年秋から今年初めに広がった鳥インフルエンザで、全体のおよそ6.5%にあたる841万羽が殺処分されています。

現在は供給が去年に比べて減る一方、外食で「月見」メニューが始まって需要が増えていることから、「Mサイズ」の卸売価格は1キロあたり325円と、高止まりしています。

さらに、冬は一年で最も需要が増えるため、年内は例年より高い価格で推移する見通しだということです。

日本養鶏協会は「今後、鳥インフルが発生しなければ生産が回復して、来年の夏ごろには1キロあたり250円程度に落ち着く」としています。