厨房を調剤室に…“臨時の医療施設”の機能を持つ宿泊療養施設

 6月9日、大阪市内にある特徴的な宿泊療養施設を訪れました。その厨房を見せていただきました。
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 (大阪医科薬科大学病院 東尾智美看護副部長)
 「いかにお金や時間をかけずに作るかということで、ホテルの方にお願いをして、この厨房を調剤室として使わせていただいたという感じになります」
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 厨房内には解熱剤や鎮痛剤など多くの薬が並んでいました。
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 さらに、冷蔵庫の中からは…。

 (薬剤師)
 「(Q抗体カクテル療法で使われるロナプリーブですね。隣にあるのはどんな薬?)ゼビュディというお薬です。(Q早い段階で打つことで重症化を防ぐ薬?)そうですね」
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 宿泊療養施設でありながら臨時の医療施設の機能を持ち、19ある中等症の部屋のうち、6月9日は約6割の12室が使用されていました。取材中にも突然アラーム音が鳴りました。

 (大阪医科薬科大学病院 東尾智美看護副部長)
 「(Q音が鳴ったが?)ナースコールが鳴っています。(Q今、何が起きた?)いろいろですね。お手洗いに行きたいとか、お食事が終わりましたとか」

 対応のため、防護服に毎回着替え、療養者のもとへと向かいます。

 (大阪医科薬科大学病院 東尾智美看護副部長)
 「(Qナースコールは1日に何回くらい鳴る?)何回と数えられるものではないですね」