数え97歳の長寿を祝う「カジマヤー」。人はこの年になるとこどもに戻ると言われ、こどものおもちゃである風車を持ち、オープンカーに乗りながら集落内をパレードする風習があります。このカジマヤーが21日に県内各地で行われました。
地域をあげた大パレード カジマヤーで長寿を祝う

しっかりとした足取りで、真っ赤なオープンカーに乗り込んだのは、池宮城廣(いけみやぎ ひろし)さん。

旧暦の9月7日におこなわれるカジマヤー。数え97歳の長寿を祝う、習わしです。
廣さんのあとを練り歩く、おそろいのTシャツ姿の集団は、なんと全員が廣さんの子や孫、ひ孫、そして玄孫たちです。
地域住民「おめでとうございます」
池宮城廣さん「ありがとう」
廣さんは、軍雇用員として定年まで働いた後、大工仕事や農業などに従事してきました。
寡黙な廣さんのことを孫たちは…

廣さんの孫
「いつもかっこいいです。昔から顔が整っていて、いつもかっこいいなーって見てました」
「かわいいでーす」
アイドルのように”推し”ています。
Qカジマヤーはいかがでしたか?
五女・山里広美さん
「はい、無事パレードも終えることができてよかったと思っております。今でも自分で歩いてごはんを食べることができることに、娘としまして、もうれしく思っております」

池宮城廣さん
「健康の秘訣は、元気であること。これからもっと頑張りたいと思います」