疑わしい際は「こちら側のアクションも必要」

――今回のケースは「USBで抜き取って持ち出した」そんなことあるのかなと思ってしまうんですけど実はあった。企業の情報管理の仕方みたいなところは、考え直さないといけない。

(多田文明氏)今回のケース、22年4月ぐらいに1回疑って調査してるっていう報道が既にあるんですね。リストが漏れると、急に電話とか訪問が増えることがよくあるんです。そのときに「おかしい、出所はどこだろう」と問い合わせられたと思うんですが、そういったところに問い合わせるという「こちら側のアクションも必要」です。

――また、クレジットカードの明細は定期的にチェックが必要です。もし不正利用されたら保険が効くので、諦めずに交渉することは大事だと思います。(2023年10月18日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎多田文明:詐欺・悪質商法ジャーナリスト あらゆる詐欺・悪質商法の実態に詳しい 100か所以上で潜入取材を経験