「わが子を受け入れられない…」 そんな中、訪れた“転機”
「もっくんにあった子育て」をしたい。しかし、「ダメな親」という視線が辛い。周りの無理解に思い悩む中、ある転機が訪れます。

見た目では分かりづらい自閉症の特性を知ってほしいと、YouTubeチャンネル『もっくん&かりんとう』を開設し、もっくんのありのままを発信しはじめたのです。
ーーYouTubeはどうして始められたんですか。
「もう(子どもを)見るだけでつらかったんです。全然受け入れられなくて。YouTubeで自閉症とかっていうのをよく見てて、見るとすごく癒されるんです。共感できたりとか、『このお母さんもそういう気持ちだったんだ、同じだったんだな』って。すごく救われたんで、自分もその、救える側って言っていいのか。あとは(自閉症の)特性を知ってもらいたい、とか」

YouTubeで広がるもっくんへの理解、それは“ママの考え”も変えていきました。
ーーあえて聞きますね、本当の意味で自分の中で、自閉症というのを受け入れられたのはいつだと思いますか?
「去年やっとかわいいって、心から『かわいい、この子』って思えるようになりました。とにかく純粋の塊で。
例えば、アイスクリームを持ってます、アイスが垂れてます。『(アイス)垂れてるよ』って言ったら、もっくんはそれがわかんなくて、『(アイスのカップの)後ろ後ろ』って言ったら(自分の)後ろ見ちゃったりとか」
もっくんの障害がわかってから、ただただ走り続けてきたもっくんママ。しかし、いまでは、もっくんのペースに合わせて並走し、もっくんのありのままを大切にしています。

















