村宮さん、これからどこかに行くようです。どこに行くのでしょうか?

「桃農家さんのアダチさんのところへ行きます。電話が来て『選別終わったから、おいで』みたいな感じで呼んでいただきます」

新潟市南区しろね地域はフルーツの一大産地。
桃をはじめ、なし、ぶどう、いちごなど季節の味覚がそろいます。

「こんな近くて直接取りに行けることはない。東京だと産直で送ってもらうか、市場で取り寄せてもらうしかないので、本当に『新潟ならでは』というか『このエリアならでは』というのは、ここにあるなって思いますね」

フレッシュな果物だからこその味わい。こんなお客さんもいました。

【客】
「いつも2個食べるんですけど、全然いけますね」
―食べると、どんな気持ちに?
「めちゃめちゃ幸せです。朝ごはんと昼ごはんを兼ねて来ました」

【村宮菜々子さん】
「仕込みも鮮度とか重要なので、そんな“作りだめ”ができない。スイカとかだと2日目は“ウリっぽい匂いが”する。全然変わるので…」

メニューは村宮さんと、母・直美さんの共同開発。
感性が似ている2人の何気ない会話から生まれているそうです。

【村宮さんの母・直美さん】
「今回のメロンがね、新潟のブランドの“えちご浪漫”にしたんだけど、けっこうみどりが濃くていいかなって」

【村宮菜々子さん】
「きれいだね」

村宮さんと母・直美さん(右)

【村宮菜々子さん】
「『どの素材を使う』とかじゃなくて、“なんか冬の寒い日に食べた、あの時の味の思い出”みたいな味にしたいんだけど…(母は)『わかる、わかる』って」