何かを与えられるような人になりたい…



車いすフェンシング日本代表 河合紫乃さん:「誰かに何かを与えられるような人になれればいいかなと。それが一番なので。それで何か感じもらいたい」

挑戦し続ける姿が昔の自分と同じようにいま、苦しんでいる人に届くように。河合さんの世界ランキングは現在15位。世界ランキング8位以内に入ることがパラリンピック出場への絶対条件です。

車いすフェンシング日本代表 河合紫乃さん:「やっぱりパラリンピックに出るにはものすごくハードルが高い、それは自分も経験して自分で狭き門を開いていくことはすごく難しいことだなって常に感じているけど高い目標をもってパラリンピック出場してメダルをとるという目標はずっと変わらないかなって思っているので最後まで走り続けたいなと思っています」


来年4月までにおこなわれる選考対象の大会は残り4つ。好成績を出し続けなければいけない厳しい状況ですが、初のパラリンピック出場へいまの自分の全てをぶつけます。
河合さんはイタリアで10月2日から始まった世界選手権に出場中。この大会は4年に1度行われる大会で、ほかの大会と比べてもポイントが1.5倍と大きく世界ランキングを上げるためにも重要な大会です。
ただ、河合さんは「あまり気負わずにリラックスして楽しみながら大会に挑みたい」と話しました。
また、河合さんはパリパラリンピック後にについて、左脚の神経損傷による合併症を防ぐために脚の切断手術を行うことにしています。
脚を切断した後のことはまだ分からないと話しますが、前向きに生きてアスリートとして最後の最後まで走り抜けたいということです。

