どうしても気持ちが先走ってしまう…
あの悔しさから2年。世界への挑戦をあきらめなかった河合さん。練習拠点をフェンシング日本代表が合宿地として利用している静岡県沼津市の施設に移しました。コーチは2度オリンピックに出場経験がある長良(ながら)夫婦です。

コーチ 長良将司さん:「こっちにきた剣に対してこうよけるじゃん。きていないのに先にポジションをとっているからやられちゃう。ギリギリまでしっかり見極めて」


河合さんは種目を上半身を突いて攻撃する「エペ」から突くだけでなく斬ることもでき激しい攻防が展開される「サーブル」に転向。転向後初の国際大会ではメダルまであと一歩のところまでいきました。

元オリンピアンである長良夫婦の指導のもと、新たな種目でパリパラリンピックへの出場を目指しています。
コーチ 長良将司さん:「やはり駆け引きもバドミントンやっていた経験もあるので、相手との間合いだったり、相手の気持ちだったりを理解できるんですけど、どうしても気持ちが先走ってしまって、力んでしまう。そういう気持ちのコントロールができるようになるとより良くなる」

車いすフェンシング日本代表 河合紫乃さん:「結構きついです。こんな感じで血豆とか破れて血が出てくる」

そんな河合さん。アスリートとは違うもう一つの顔があります。それが…、モデルです。多くの人に自分を知ってもらい、病気でも戦う自分の姿を見て、元気や勇気を届けたいという思いからモデル事務所に所属し活動しています。
