午前9時過ぎ。
久万高原町の休憩施設を出発した隊員は、標高1746メートルの岩黒山に入ると、山頂まで一気に走破。
休む間もなく救助訓練に取り掛かります。

ロープを固定できる大きな樹木の無い山頂では、付近に生えている笹を束ねてロープを固定し、降下訓練に臨みました。

(記者:それでロープが支えられる?)
(機動隊・山本 貴之指導係長)
「そうそう、これを1カ所、2カ所、3カ所くらい」

また、切り立った険しい崖での訓練も。
およそ5メートル下の岩場には、滑落して動けなくなった登山者。ロープで降下した隊員が背負って助け出します。