人の遺伝子がSNS上でカジュアルに取引されている実態


 医療機関を介さない遺伝子の取り引き。SNS上には「精子提供を行う」とするアカウントが無数に存在する。

 【SNS上で精子提供を行うアカウントの書き込み】
 「35人誕生、A型二重、179cm」
 「一流大学、超一流企業、ルックス偏差値60」


 学歴や容姿などを強調する書き込みが多い。

 取材班が複数のアカウントにメッセージを送ると、東北に住む男性が電話取材に応じた。

 (SNSを通じて精子提供をする30代男性)
 「元々献血の延長線上みたいな感じで。精子提供に至ったのは2名。(Q新しい命が生まれてきて、その子どもが大きくなって、自分のところに会いに来る可能性もあるが?)いやー絶対面白いだろうなと思って。物は自分で歩きませんけど、人は自分で歩くじゃないですか」

 人の遺伝子が実にカジュアルに取り引きされている実態が垣間見える。