『子どもを産みたい』ネットで精子提供を求めた夫婦

清水尚雄さん(39)。家族4人で過ごす休日のひと時が何よりの幸せだという。

2歳になった長男と、去年生まれたばかりの長女。2人は父親の尚雄さんと血が繋がっていない。
(清水尚雄さん)
「私が元々戸籍は女性で生まれてきて。トランスジェンダーでしたね」


そしてその翌年、以前から交際していた彩香さん(28)と結婚したという。
(清水尚雄さん)
「友人がこの家に遊びに来た時に、子ども2人を連れてきていて」
(妻・彩香さん)
「それを見たときに、自分はやっぱり家族を作りたかったのかなって」
(清水尚雄さん)
「男性として精子を持って生まれてくることができたのなら、そういった悲しい思いをさせなかったのにって」

2人の中で何となく触れずにいた子どもの話。『子どもを産みたい』という妻の思いを受け止めて、“あること”を決心したという。
(清水尚雄さん)
「第三者の精子提供でっていうことで」
2人は東京の病院などを訪ねたが、ドナーが少なく「2~3年は待つ必要がある」と言われたという。