台風12号が発生も気象予報士「日本海側の渇水を解消するような見込みはない」

小川キャスター:
戦略的に動いていかなければならないということになっていますけれども、それにしてもまずこの暑さと北陸などの記録的な渇水、これはいつまで続くんでしょうか?

気象予報士國本未華さん:
大きく流れを変えるきっかけは、台風が持っている可能性があるんですけれども、新しく発生した台風を見ても、いずれも西寄りなんですね。そのため、あまり大きな流れの変化はなさそうです。

当面「台風11号」は9月1日(金)、沖縄に近づいて、沖縄は荒れた天気となるんですけれども、その後大陸の方へ進んでいきます。

新しく発生した「台風12号」の方は太平洋側に湿った空気もたらして、雨を降らせる可能性はあるんですけれども、やはり日本海側の渇水を解消するような見込みはないんですよね。

かなり雨の少ない状態が続いていて、ここ1ヶ月ほどの雨量は新潟でたったの2.0ミリ。かなりひどい状況です。

この先も鍵を握る、この高気圧が強いことで、しばらくまとまった雨は降らない見通しです。

例年よりも高度が高く、強く、範囲も広いということで、晴れた地域は、暑さも厳しくなりそうです。

この先、日本海側含め、東京もですけれども、広い範囲で猛暑が予想されています。特に8月31日(木)の新潟は40℃近くまで上がるような地域もありそうですね。しばらく暑いという状況ですね。

小川キャスター:
新潟などがほっとできる状況というのは、全く見通しがつかないですか?

気象予報士國本未華さん:
当面1週間はなさそうです。10日先ほどに少し雨の可能性はあるんですけれども、しばらくは解消しないですね。