実際に移住して古民家を“自宅兼カフェ”に改装した家族も

 空き家ツアーをきっかけに、5年前に今井町に移住した家族の暮らしぶりを聞きました。
 大阪市内から移住して古民家を改装し、自宅兼カフェにしています。

 (寺田栄子さん)
 「ここは天井があったんですけれども取っ払ってもらって。吹き抜けにしているので開放感がありますね」
 10年間空き家となっていた物件を譲り受けて大工さんと一緒にリノベーションし、自ら住まいを仕上げました。

 (寺田栄子さん)
 「柱はそのまま残せるところは残して、腐ってしまったりした木は危ないので新しく入れてもらった木があって、それも自分たちで色を塗りました。(Q改修で苦労したところは?)この柱をとれないとか、自由がきかないので」
古民家暮らしに憧れて移住を決めた人など、これまでに100軒ほどの空き家が解消されましたが、それと同じくらいのペースで所有者が死亡したり子どもが都会に出たりして、空き家はなかなか減らないと言います。400年以上維持してきた町並みが岐路に立たされています。後世に歴史をつないでいくことはできるのでしょうか。

 (2022年6月7日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)