大分県宇佐市の女子高校生がプロゴルファーをめざしています。ドライバーが得意で将来は日本を代表する選手になりたいという高校生の練習に密着しました。
鋭いスイングを見せる柳ヶ浦高校ゴルフ部の前田愛結選手。福岡県出身で寮生活を送りながら日々、ゴルフに打ち込んでいます。

(前田選手)
「スイングを意識するよりは自分のリズムを変えずに自分のものにする」
ゴルフを始めたのは7歳の時。父親の勧めがきっかけでした。クラブを握り、夢中になってボールを打っていたといいます。
前田選手は数々の大会で実績を積み、この春、開催されたOBS九州女子ジュニアゴルフ大会に出場。高校生の部で、見事、準優勝を飾りました。

前田選手の得意なクラブは、平均飛距離250ヤードを誇るドライバーです。
(前田選手)
「一番、思い切って振れるクラブなので気持ち良いし、ティーショットでよかったら流れが良くなっていくので一番、好きです」
(高塚勝也監督)
「素直なボールは内側にあるものが繋がる。雑念があるとボールもどうしてもぶれてしまう。だから今は充実していると思う」

そしてこの日は、翌日開催される県高校総体の会場で練習ラウンドに臨みました。
コースの特徴をはじめ、グリーンの傾斜や芝目など1ホールずつ入念に確認していきました。
(前田選手)
「(連続バーディについて)パターが自分の思った所に打ててるのですごくいいです」
この大会を飛躍のチャンスと捉え、一打一打に思いをこめます。

(前田選手)
「県の高校総体で優勝して経験を積み、大分県を代表とするみんなに愛されるプロゴルファーになります)
小学生から目指してきた憧れの世界。前田さんの目には、プロの舞台で戦う自分の姿がはっきりと映っています。