アサリを増やしてさらなる水質改善を目指す

 そして、アマモの育成と合わせて力を入れているのが、人工干潟の整備です。水をろ過する作用があるアサリなどの二枚貝を増やし、より一層の水質改善を図る狙いです。
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 6月17日、プロジェクトのメンバーと研究者らが集まり、水質や生き物の一斉調査が行われました。

 (大阪公立大高専 大谷壮介准教授)
 「水中の二酸化炭素の濃度を測っているところです」

 運河のアマモが光合成によってどれほど二酸化炭素を吸収しているのかを調べます。
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 そして干潟では、いろいろな大きさのアサリがゴロゴロと出てきました。
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 (徳島大学 中西敬客員教授)
 「これは春の産卵ですね。4月ごろに生まれたやつがこれぐらいになる。春サイズ、去年の秋サイズ、去年の春サイズ。サイズ感がバラバラにあるということは、産卵が次につながっている」