かつて兵庫運河は「水の色は真っ黒だった」

1899年に完成した兵庫運河。船が安全に行き来できるように掘られた全長約6.5kmの日本最大級の運河です。高度成長期には丸太の貯木場として利用され、沿岸には木材を扱う会社が軒を連ねました。
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しかし次第に、はがれた木の皮が堆積してヘドロ化。
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船から漏れた油や工場排水などで水質汚染は深刻化し、運河から魚は姿を消しました。
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近くで生まれ育ち運河の移り変わりを見てきた服部鋭治さん(73)。長年、運河の清掃活動にも携わってきました。
(服部鋭治さん)
「僕が小学校中学校のころまでは水の色は真っ黒けだったんですよね。時々メタンガスがぼこぼこっと出てきて臭いもしていましたね。すごくきれいになった。魚もたくさんいるし、とてもいい環境になってきたんじゃないかなと思いますね」














